開山 1400 年を数える湯殿山の詣で口として、志津に行者宿が並びはじめたのは、 350 年ほど前と思われ、つたやもその一つでした。豪雪の地での生活の糧と言えば、唯一宿坊をなりわいとするほかなかったのだろうと思われます。 出羽三山信仰の詣で口として、この志津はとてもにぎわいましたが女人禁制の山であり、女の人達はこの志津で遠く遥拝して別れ、それを御志津参りと言いました。今では遠い昔のことと伝え残っております。 戦中・戦後の混乱の中、参拝にいらっしゃる足も急激に減りしばらくは山菜を採ったり、炭焼で生計を立てゝいた時期もありました。
昭和26年、先々代の志田誉実、先代の志田和衛の努力が実り、姥沢に登山者の為の避難小屋が建てられたのが、スキー客で賑うようになった現在の幕開けであったと言えるでしょう。それ以来、現在に至るまで夏スキーのメッカとして全国に名を馳せました。 また、月山は豊かな自然環境に恵まれ、ブナの原生林に囲まれ、高山植物の宝庫としても名高い山であります。
平成元年、この志津に温泉が沸き、当館も平成 9 年 1 月、月山志津温泉「変若水の湯つたや」として生まれ変りました。 四季折々の風景と、郷土の風土に培われたお料理でのおもてなし、ぬくもりのある宿として皆々様の心の宿となりますれば幸せと思うところでございます。
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